世田谷区で3カ月女児死亡事件｜通報の母親「ごめんなさい。私は死ねなかった」

東京都世田谷区松原1のマンションで生後3か月の女児が刺され死亡。母親が通報し警視庁が任意同行。現場は明大前駅近く、捜査が進行中。

Photo：東京・世田谷区で生後約3カ月の女児死亡女性を任意同行（テレ朝NEWS）

世田谷区で乳児刺傷死亡事件｜母親通報の衝撃

2025年11月、東京都世田谷区松原1のマンションで、生後3か月の女児が刺され死亡する事件が発生しました。通報したのは女児の母親で、「ごめんなさい。私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」と警察に連絡。警視庁は女性を任意同行し、詳しい事情を聴いています。

通報は午前6時半ごろ。警察官が現場に駆けつけたところ、浴室の風呂のふたの上で女児が死亡しているのが確認されました。女児の体には複数の刺し傷があり、近くには凶器とみられる包丁が落ちていたとのことです。

母親は夫と女児の3人暮らしで、事件当時も家族は同居していたとされています。現在、警視庁北沢署が母親から事情を聴取し、事件の経緯や動機の解明を進めています。

事件現場は京王線・明大前駅から南東に約350メートルの住宅街。近隣住民からは「静かな地域で信じられない」「育児の孤立が背景にあるのでは」といった声が上がっています。

乳児期の育児は睡眠不足や孤独感など、精神的負担が大きく、産後うつなどのリスクも指摘されています。今回の事件を受け、育児支援や精神ケアの体制強化が求められています。

SNSでは「母親に同情する声」や「命を奪った責任を問う声」が交錯しています。育児と社会の支援体制、そして母親の孤立をどう防ぐかが議論の焦点となっています。

警視庁は事件の動機や精神状態の解明を進めており、児童虐待防止や育児支援の観点からも注目されています。社会全体で再発防止に向けた取り組みが急務です。