
厚労省は生活保護費違法減額への対応で、全額補償を見送り一部支給方針へ。最高裁判決受け、数千億円規模の影響も。原告側は反発。
生活保護費違法減額に厚労省が全額補償見送り方針
厚生労働省は、平成25~27年に実施した生活保護費の引き下げが最高裁で違法と判断されたことを受け、当時の減額分について全額補償ではなく一部支給にとどめる方針を固めました。原告側は全額補償を求めており、今後の議論が注目されます。
最高裁が違法と判断した生活保護費減額の背景
平成25~27年に実施された生活扶助基準の引き下げ
厚労省はリーマン・ショック後の物価下落を理由に、生活保護のうち食費や光熱費などを含む「生活扶助」の基準を平均6.5%引き下げました。対象となった受給者は約200万人にのぼります。
最高裁判決の要点と違法性の認定
最高裁は、当時の引き下げが合理的根拠を欠いており、生活保護法に違反すると判断。これにより、減額措置は違法と認定されました。
厚労省が全額補償を見送る理由と今後の対応
一般低所得世帯の消費実態を考慮
厚労省は、当時の一般低所得世帯の消費実態と比較した結果、全額補償は困難と判断。一部補償にとどめることで、制度の公平性と財政負担のバランスを取る方針です。
専門委員会での議論と今後の調整
2025年8月以降、行政法や社会保障の専門家による委員会で対応策が協議されてきました。厚労省は近く議論を取りまとめ、補償水準や対象者の詳細を詰める予定です。
減額の影響は数千億円規模、対象は200万人超
平成30年に基準が改定されるまでの間、違法とされた基準が適用され続けたため、減額の累計は数千億円規模に達すると見られています。補償対象者は全国で200万人以上に及ぶ可能性があります。
原告側の反応と今後の制度見直しの可能性
原告側は全額補償を強く求めており、厚労省の方針に対して反発が広がる見通しです。今後、生活保護制度全体の見直しや補償の在り方について、国会や世論を巻き込んだ議論が進むと予想されます。
まとめ:生活保護制度の公平性と補償の在り方を問う
今回の全額補償見送り方針は、生活保護制度の公平性や信頼性に大きな影響を与える可能性があります。制度の在り方について、私たち一人ひとりが考える時期に来ているのかもしれません。
関連リンク
- 【東奥日報】厚労省、生活保護費の全額補償見送り方針を固める(2025年11月6日)
- 【しんぶん赤旗】生活保護違法減額、加算にも影響のべ443万人(2025年11月1日)
- 【厚生労働省】生活保護基準引下げ処分取消等請求訴訟の最高裁判決について(公式発表)
- 【日テレNEWS】生活保護費引き下げは違法、国の賠償責任は認めず(2025年6月27日)
- 【札幌弁護士会】最高裁判決を受けた生活保護利用者への補償と制度改善を求める声明
【速報】生活保護の全額補償見送りで調整←厚生労働省は6日、生活保護費の2013~15年の引き下げを違法とした最高裁判決への対応で、当時の減額分の追加支給について、全額ではなく一部にとどめる方向で調整に入った。とにかく外国人生活保護費は完全撤廃にしないとね✋😌 pic.twitter.com/dBYB3y5P1K
— 阿知和賢 (@ginyokosuka) November 6, 2025
しんじられない。。。
— 嶋﨑量(弁護士) (@shima_chikara) November 6, 2025
最高裁の司法判断をあまりに軽視しているし、受給者の生活を何だとおもっているのか。
国会でも厳しく追及をしてほしい。
→ 【速報】生活保護の全額補償見送りで調整 #47NEWS https://t.co/IqB4V8LATu @47news_officialより
専門家の審議に委ねると言いながら、結局厚労省が決めるってこと?
— 小久保 哲郎 (@tetsurokokubo) November 6, 2025
最高裁で違法と断罪された保護基準引下げは白紙撤回するのが当然。
デフレ調整に代わる新たな引下げをやるなら断じて許さない。
【速報】生活保護の全額補償見送りで調整 #47NEWS https://t.co/sZrIgdmIKL @47news_officialより



















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