日本国籍取得を厳格化へ 居住要件「10年以上」に延長、永住許可との整合性を重視

政府は外国人の日本国籍取得を厳格化へ。居住要件を「5年以上」から「10年以上」に延長し、永住許可との整合性を重視する新方針を来年1月にまとめる。

Photo: 外国人政策に関する関係閣僚会議の初会合で発言する高市早苗首相(右)。中央は小野田紀美外国人共生担当相=首相官邸で2025年11月4日(毎日新聞)
この記事のポイント
  • 政府が外国人の日本国籍取得を厳格化へ調整
  • 居住要件を「5年以上」から「10年以上」に延長する方向
  • 永住許可との逆転現象を是正し、整合性を重視
  • 国籍取得には日本語能力や生活基盤など複数条件も必要
  • 2024年の申請者数は1万2248人、許可は8863人
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政府が日本国籍取得を厳格化へ

政府は外国人による日本国籍取得の居住要件を「5年以上」から「10年以上」に延長する方向で調整に入りました。永住許可との整合性を重視し、外国人政策の基本方針に盛り込む見通しです。

居住要件「5年以上」から「10年以上」に延長

現行の国籍法では「5年以上」の居住が条件ですが、運用上「10年以上」に事実上引き上げる方針です。これにより永住許可との逆転現象を是正する狙いがあります。

永住許可との逆転現象を是正

永住許可は原則「10年以上」の居住が必要ですが、国籍取得は要件が緩やかでした。与党内から「国籍の方が永住より取得要件が緩いのは不自然」との指摘があり、厳格化が進められています。

厳格化の背景と狙い

与党内からの問題視と政策提言

自民党や日本維新の会から「国籍取得の要件が緩い」という意見が出ており、政策提言でも厳格化が求められていました。政府はこうした声を踏まえ、制度見直しを進めています。

永住許可との整合性を重視する理由

より重い法的地位である国籍が永住許可より取得要件が緩いことは逆転現象とされ、制度の公平性を保つため居住期間延長が必要と判断されています。

国籍取得の現行要件とは

居住期間以外の条件

国籍取得には「善良な素行」「安定した生活能力」「日常生活に支障がない程度の日本語能力」など複数の条件があります。最終判断は法務省の裁量による部分も大きいのが特徴です。

裁量による判断の余地

国籍取得は形式的な条件だけでなく、総合的な判断が行われます。そのため居住期間延長だけでなく、生活状況や社会適応力も重要視されます。

外国人政策の基本方針に盛り込む方向

来年1月にまとめる新方針

政府は来年1月に外国人政策の基本方針をまとめる予定で、今回の国籍取得厳格化もその中に盛り込まれる見通しです。

過去の検討経緯

国籍取得要件の見直しは石破政権時代から議論が始まっており、長年の課題として扱われてきました。

申請者数と許可状況(最新データ)

2024年の申請者数と許可件数

法務省によると、2024年の国籍取得申請者数は1万2248人で、許可されたのは8863人でした。厳格化により今後の申請数や許可率に影響が出る可能性があります。

今後の影響と見通し

居住要件延長は外国人の生活設計に大きな影響を与えるとみられます。永住許可との整合性を図る一方で、国際社会との関係性も注視されます。

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