麻生太郎氏「党員が選んだ人間でまとまれ」発言が波紋 高市早苗氏支持の示唆か?総裁選決戦投票に影響も

自民党総裁選の投開票前日、党最高顧問・麻生太郎氏が所属派閥に「決戦投票では“党員が選んだ人間”でまとまれ」と指示。これは党員票で優勢な高市早苗氏への支持を示唆する発言と受け止められ、決戦投票の行方に影響を与える可能性がある。麻生氏は「フルスペック選挙」の意味を強調し、党員の声を重視する姿勢を示した。

Photo: 麻生太郎氏「主流派に戻ることしか考えていない」(デイリー新潮)
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「フルスペック選挙」の意味を強調

麻生氏は「“党員の声を聞く”という事でフルスペックになった。その意味を忘れるな」とも述べており、全国の党員票を反映する今回の選挙方式を重視する姿勢を示した。これは、党員票を軽視する動きへの牽制とも受け取られている。

高市氏への支持と見られる背景

党員票では高市氏が17都道府県で優勢とされており、麻生氏の発言は名指しこそ避けたものの、事実上の「高市支持」と受け止められている。ジャーナリストの門田隆将氏も「永田町が騒然となっている」とX(旧Twitter)で報じている。

決戦投票の構図と麻生派の影響力

今回の総裁選は5人の候補による激戦で、1回目の投票で過半数を得る候補が出ない場合、上位2人による決戦投票が行われる。党員票が縮小され、国会議員票が9割近くを占める決戦投票では、麻生派(約40人)の動向が勝敗を左右する鍵となる。

党員票の不備も問題視

一部地域では「投票用紙が届かない」との声も上がっており、党員票の公正性に疑問を呈する意見も出ている。高市氏支持者からは「党費を払ってきたのに投票できないのは不正だ」との批判も見られる。

今後の展望:麻生氏の影響力と総裁選の行方

麻生氏は昨年の総裁選でも決戦投票前夜に派閥幹部を集めて高市氏支持を打ち出した経緯があり、今回も「キングメーカー」としての影響力を発揮している。決戦投票が高市氏と小泉進次郎氏の構図となった場合、麻生派の票がどちらに流れるかが注目される。

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