事件・事故など気になる社会のニュースを中心としたまとめと備忘録
タグ:腹腔鏡手術
2018-3-23社会
埼玉県草加市の市立病院が保険適用に必要な国の基準を満たしていないのに、訓練を受けていない医師が子宮がん患者69人に腹腔鏡手術を繰り返していた問題。去年、良性の子宮筋腫と診断され腹腔鏡手術を受けた草加市の佐藤廣美さん(58)が、その4か月後に同じ場所から悪性の肉腫が見つかり、先月、亡くなっていたことが判明。悪性の肉腫への腹腔鏡手術は症状を悪化させるおそれがあるとして、学会が注意を呼びかけていた。手術をしたのは問題の同じ医師だったが、病院側は家族に対し「手順に問題はない」と説明しているという。埼玉県と草加保健所は23日午前、医療法に基づく立ち入り検査に入った。
2018-2-17社会
埼玉県の草加市立病院が保険適用に必要な国の安全基準を満たさずに子宮がんの腹くう鏡手術を繰り返した挙句、不正に診療報酬を請求していた事件。草加市立病院の高元俊彦事業管理者は16日の会見で「この問題を初めて把握したのは去年9月で、すぐに腹くう鏡手術は行わないように対応した」と説明していたが、手術を行っていた男性医師は4年ほど前の学会で腹くう鏡手術の事例を発表。別の病院の医師から「安全基準を満たしていない市立病院では認められないはずだ」と指摘されていた。腹くう鏡手術の技術習得には研修が不可欠だが、問題医師は「見よう見まねでやっていた」と証言。だが草加市立病院は「医療行為としての問題は生じていない」と強調。病院全体のガバナンスが問われる問題…、いや事件だろう。
2018-2-16社会
埼玉県の草加市立病院が保険適用に必要な国の安全基準を満たしていないのに高度な医療技術が必要な子宮けいがんなどの腹腔鏡手術を69人の患者に行い、診療報酬を請求していたことが判明。草加市立病院で腹くう鏡手術を行っていた男性医師は「専門の医師からトレーニングを受けたわけではなく、見よう見まねでやっていた」と証言。草加市と病院は16日午後の緊急会見で「診療報酬1億返還」の意向を示したが、「事務的なミスだ」と釈明。